「文學に志す人」

“自分は自分の顏で生きることに滿足することが必要である。決して自分以外の人間になる必要はないのだ。そして修業してゆけば、その修業が本氣で何年もつゞけば、その人はいつのまにかものになるものだと自分は信じてゐる。

自分を變化させることに熱心で、自分を築き上げることに不熱心なものは、遂に元も子も失なふことがある。注意すべきである。(昭和十七年八月三日)

『文學に志す人に』武者小路實篤

自分を見失はないこと。

一日一日微を積み、學ぶことをやめないこと。

どの道をえらんでも同じこと。