二〇一六年晦日
二〇一六年晦日 白良濱にて
今年も一年閒多くの方々にお世話になりました。本當にありがたうございました。
年を經る毎に一年が益々短く感じられます。今年もいつものやうに尺進寸退の日々でしたが、新しい人々と土地にふれることができ、その中で得たものは決して鮮少ではありませんでした。殊に奈良での經驗はこれからの人生にとても大きな意味をもつものであらうと想つてゐます。
今年一年は、一つの大きな目標が自分の中で確固として定まつた 、さういふ一年でした。自分の宿命といふものを確と自覺した、見定めることができた、いまそんな念ひを抱いてゐるところです。
早いもので來年は三十五歳を迎へることになり、自分にとつて、また一つの節目の年となるであらうと想はれます。三十代後半に豐かな稔りを獲ることができるやう、日々弛むことなく學びつゞけてゆかうと意つてゐます。
二〇一七年といふ歳が皆樣にとつてより良い一年となりますやう 、心より念願してをります。また、どうか皆樣が無事に新年をお迎へすることができますやうに。
それではまた來年よろしくお願ひ致します。
よいお年を!