三朝滯在記 一
『三朝の⾭空』
今夏は三朝に滯在してゐました。奈良に行くまでに現像が間に合はなかつたので、いまやつとスキャンして編集してゐるところです。九月の初めに倉敷に還つて來て、それから半ばにすぐ奈良に移動しました。その場所の移動と時間の隔たりの爲か、いま夏に撮つた寫眞をみると、あらためて山陰の景色の美しさに瞠目します。
先日この地で大きな地震があり建物の倒壞など被害も少なくありませんでした。僕が居たところは幸い被害は小さなものであつたさうですが、倉吉の市街地などでは家屋の倒壞がたくさんあつたやうで、ほんの數ヶ月前にその街竝みを視てゐた者にとつては本當につらいことです。當地の人々がこれから復興にむけて元氣を出して励んでゆかれることを心から願つてゐます。
この度初めて山陰に滯在してみて、三朝、倉吉に限らずこの地の景色は本當にすばらしいなあ、とつよく感じました。それを少しでも感じてもらへるやう、これから少しづゝ寫眞に滯在記を添へてアップしてゆきたいとおもひます。